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王子動物園 Ⅱ(旧ハンター住宅)

先週の10月3日、王子動物園に行きました
3日から14日まで「神戸観光ウィーク」が行われていて、3日は王子動物園の入園料が無料だった為です。
もともと動物園が大好きだった為、10月3日の数ある神戸の無料施設の中で王子動物を選んで行きました。

王子動物園は動物を見るだけでなく、遊園地や動物科学資料館などもあります。
神戸一大きい洋館と言われる旧ハンター住宅もあります。
いづれ神戸の洋館めぐりを考えていましたので、今回の王子動物園行きの目的の一つが旧ハンター住宅を見ることでした。
旧ハンター住宅の内部の公開は、4月、8月、10月だけです。

旧ハンター住宅は1889年頃に建てられたもので、1907年頃にイギリス人実業家のエドワード・ハズレット・ハンターが購入し神戸市中央区北野町に移築改造したものです。
ハンターは日本で造船、鉄鋼などの事業を手がけ、日立造船の前身の会社を興した人物です。
建物は1963年に王子動物園内に移築され、1966年には国の需要文化財に指定されました。
旧ハンター住宅は現存する異人館の中では最大級の大きさで、明治時代の最も優れた洋風建築の一つとも評価されています。

私が行った10月3日は王子動物園の入園が無料だった為に、旧ハンター住宅の内部を見に来ている観光客も多かったです。
さすが異人館で最大級の大きさだけあって広いです。
特にベランダが広く、さぞ住みやすかっただろうと思います。
通常、博物館だと内部の写真撮影は禁止だと思いますが、旧ハンター住宅での内部の写真撮影は可能なようでした(たぶん)。

旧ハンター住宅
神戸市灘区王子町3-1 王子動物園内
Tel:078-861-5624

旧ハンター住宅 正面

旧ハンター住宅 正面

旧ハンター住宅 玄関

旧ハンター住宅 玄関

旧ハンター住宅 内部

旧ハンター住宅 内部

旧ハンター住宅 ベランダ

旧ハンター住宅 ベランダ

旧ハンター住宅 後ろから

旧ハンター住宅 後ろから

追記)
旧ハンター住宅の主であるエドワード・ハズレット・ハンターを調べてみると興味深いですね。
彼は「大阪鉄工所」を創設し、明治40年前後には三菱造船、川崎造船に次ぐ日本三大造船所に成長したと言います。そして、この大阪鉄工所がのちの日立造船所へと発展していきます。
彼は、鉄工や造船業の他、煉瓦、肥料、煙草、精米、損害保険など様々な事業を起こして「範多財閥」を形成したといいます。
また造船場で働く工員のために日本で初めて障害保険を導入したそうです。
すごいですね!

また、公共事業などを通じて神戸の発展に寄与しました。
幕末に結ばれた外国との不平等条約改正を英国に働けるなどし、日本の近代化に長年寄与したとして明治42年(1909)には勲五等双光旭日章を贈られています。
そして、晩年、このハンター邸で余生を送ったそうです、
神戸発展の礎を築いた一人であるエドワード・ハズレット・ハンターが旧ハンター住宅の主だったのですね~

旧ハンター住宅 Youtube

旧ハンター住宅 地図



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