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なんとも美しく整備された「松本せせらぎ通り」に出くわす。

ある晴れた日、チャリンコで少し遠出してみました。
遠出と言っても自宅から2Kmほど離れた会下山公園のあたりです。

世の中、新型コロナの感染拡大で自粛ムードが漂っていますが、いざ公園周辺や商店街へ行ってみるといつも以上に人が多い気がしました。
自粛疲れもあるのかもしれません。

会下山公園から南の方に出ました。
そこで、なんとも美しく整備された「松本せせらぎ通り」と言うのに出くわしました。
「松本せせらぎ通り」のある兵庫区は、神戸にある9つの区の中でも特に古いイメージがあるかもしれません。
しかし、この通りはなんと先進的なことか!!
水路がずっと続いており、生けすになったところでは錦鯉が元気に泳いでいます。
また、鉢植えされた花がいくつも置かれています。

今回、この美しく整備された「松本せせらぎ通り」を多くの人に知ってもらいたいと思い記事にしました。

この「松本せせらぎ通り」は平成14年度の都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」、国土交通大臣賞「いきいき下水道賞」を受賞しているそうです。
「松本せせらぎ通り」の案内には次の様に書かれています。
(一部省略しています)

「松本せせらぎ通り」は、震災復興のシンボルとして、住民と市との「協働」のまちづくりにより、平成15年に完成しました。

●震災前は…
この通りは震災前、まちの表通りとして「松本通り」の名前で親しまれていましたが、十分な歩道もない幅約7mの道路でした。この通りの北側の松本地区は、道路、公園等の公共施設が未整備な状況で木造住宅が密集し、災害が発生した場合のまちの安全性について、大きな課題を抱えていました。
●震災では…
松本地区は、平成7年1月17日の未明に発生した兵庫県南部地震により壊滅的な被害を受け、地区内家屋のほとんどが焼失しました。
●震災後は…
震災からの早期復興を図り、災害に強い安全で安心なまちづくりを進めるため、市は住民からの「まちづくり提案」を受け、協働で復興まちづくりのシンボルとして「せせらぎ」の流れる幅17mの「松本せせらぎ通り」を整備しました。
この通りの愛称は、市民からの募集した結果、「松本せせらぎ通り」になりました。
●松本せせらぎ通りの特徴は…
この通りは、幅17m、延長790mの都市計画道路で、松本通3丁目から7丁目までの640m区間を松本地区震災復興土地区画整理事業で、松本通8丁目の150m区間を街路事業で整備しました。北側歩道部分には、電線類の地中化を行い、約1.5m幅の「せせらぎ」を整備しました。
歩道舗装は、歩きやすく美しいものを住民の投票で選びました。
●なぜ「せせらぎ」ができたのか…
この「せせらぎ」は、被災住民の「火事のときに水があったら・・・」のつぶやきから発想・発展し、住民と市が協働で作り上げたもので、まちに彩りと潤いを与え、非常時に初期消火の水として、また、生活用水として利用することもできます。
●「せせらぎ」の水は…
「せせらぎ」の水は、松本地区の北方約3Km、標高差約100mの位置にある、鈴蘭台下水処理上の高度処理水を利用しています。
この水は、オゾン処理した親水用水で、下水道事業が目指す「市民に親しまれる良好な水環境の形成」を実現しています。
●「せせらぎ」の流れ・デザインは…
「せせらぎ」の流れは、自然の地形勾配に沿った流れとなっており、各丁ごとに線形に変化を持たせ、金魚やメダカが泳ぐ深み、木橋、花壇、自然石の利用等、自然との共生をテーマに、誰もが憩いと安らぎと四季の彩りを感じられる景観が形成されています。
また、このまちつくりに住むみんなが幸せになるようにとの願いを動物に託し、各丁ごとに「お守り動物」がいます。
●「せせらぎ」の美観維持は…
毎月定期的に、住民が「せせらぎ」の美化運動を行うとともに、四季折々の花を植えたり、「せせらぎ」の中で金魚、メダカ、花ショウブ、スイレンを育成する等、住民独自の取り組みも行われ、「せせらぎ」の美観維持に努めています。
また、その活動を通じて、いろんな年齢層の人たちの関りができ、地域コミュニティの再生と地域住民の一体感が育まれています。
●お守り動物
3丁目 カッパ(メス)、4丁目 鯉、5丁目 カエル、6丁目 カワセミ、7丁目 カッパ(オス)、8丁目 フクロウ

「松本せせらぎ通り」です。
一番東側入口には案内板が立っています。

錦鯉が泳いでいるところも何カ所かありました。

やぐらのようなところもありました。
藤の花が咲いていました。

石の碁盤と椅子です。

東側入口すぐのところにいた「お守り動物のカッパ」です。



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