妙法寺 鬼踊り(追儺式)
1月3日、須磨の妙法寺で行われた「鬼踊り」を見てきました。
妙法寺は、神戸市営地下鉄・妙法寺駅を降りて10分余り歩いていったところにあります。
「鬼踊り」は「追儺式」とも呼ばれる伝統行事です。
神戸で行われる「鬼踊り」は、福をもたらす伝統行事として行われています。
「鬼踊り」は、神戸市内でもいくつか行われており、妙法寺の「鬼踊り」は鬼の面が古式で踊りも単調で古式を多く残すものと言います。
そして、妙法寺で行われる「鬼踊り(追儺式)」は市の登録無形民俗文化財になっています。
妙法寺では「鬼踊り」の行事が終わった後に「もちまき」が行われます。
私が妙法寺に来た一番の目的は「もちまき」だったりして・・・
(;^_^A アセアセ・・・
餅の中にはコインが入っているものがあります。
神戸市のHPには5円玉が入っているものがあると書かれていましたが、私が拾った餅には5円玉が入ったのと10円玉が入ったのがありました。
コインが入った餅を拾うと幸運を呼ぶようです。
妙法寺は平清盛ゆかりのお寺でもあります。
境内に建てられていた説明版には次のように書かれています。
「山号は如意山または毘沙門山、高野山真言宗に属し、寺の伝記によると、天平十年(738年)聖武天皇の勅願によって建てられたとされています。のちに、平清盛が福原に都を移したとき、都を守る霊場として「新鞍馬山」の勅願を賜ったと言われています。最盛期には七堂伽藍三十七坊を誇り、付近に見られる寺にちなんだ多くの字名が広大な寺域であったことを今も示しています。」
「ご本尊の「木造毘沙門天立像」は、平安時代末期に楠材で作られた充実感のある整った尊像で国の重要文化財に指定されています・・・」
■妙法寺
神戸市須磨区妙法寺字毘沙門山1286
山号:如意山
宗派:高野山真言宗
本尊:毘沙門天
創建年:天平10年(738年)
開山:行基
正式名:如意山妙法寺
■妙法寺 鬼踊り
執行日:毎年1月3日
時間:午後3時開始
備考:鬼踊りが終わった後、4時すぎには「もちまき」が行われます。
妙法寺にくる途中、「妙法寺村の弘法井戸」と言うのを見つけました。
暑い夏の日、みすぼらしい姿のお坊さんが、野良仕事中のお百姓さんに「水をいただけないか」と頼んだそうです。
そして、村人は家の水がめから水をくんできて、お坊さんに差し上げたそうです・・・
■妙法寺 鬼踊り(追儺式) Youtube動画
■妙法寺 地図
地下鉄西神・山手線「妙法寺駅」下車、徒歩11分(850m)~13分(1.1Km)。
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