小部大歳神社 引目祭(お的)と杉の巨木を見てきました。
北区山田町にある小部(おぶ)大歳神社へ引目祭(お的)と杉の巨木を見に行ってきました。
小部大歳神社は、神戸電鉄・鈴蘭台駅を降り、北に15分ほど歩いて行ったところにあります。
「神戸の巨木めぐり」を実施中の「みんなの神戸」管理人です。
私は北区でまだ余り知られていない巨木がないかGoogleで探っていました。
で、Googleの検索に引っかかってきたのが小部大歳神社の杉の巨木です。
そして、その小部大歳神社の杉の巨木、な、なんとその巨木を紹介しているのが現神戸市長である久本喜造氏のホームページだったのです。
ホームページには杉の巨木をバックにした市長の写真が載っているじゃないですか・・・
まぁ、そういったこともあり、昨日2月21日に小部大歳神社へ引目祭(お的)と杉の巨木を見に行ってきました。
■小部大歳神社
〒651-1101
神戸市北区山田町小部46
Tel:078-581-2187(六條八幡宮)
祭神:大歳御祖神、応神天皇
■小部大歳神社 引目祭(お的)
執行日:毎年2月21日
時間:11:00~
例年、引目祭は11時から行われますが、今年(2017年)は地元の小学生や幼稚園児がお的神事を見学に来るということで10時から始まりました。
11時ごろに子供はたちがやって来てお的神事が始まりました。
■小部大歳神社 杉の神木
高さ1.3mのところで直径をはかったところ、太い部分で約1.6m、細い部分で約1.2mほどでした。
真ん中をとり直径を1.4mとすると、幹周りは約4.2mとなります。
(1.4 × 3.14)
小部大歳神社の杉の神木、なかなかの巨木でしたね~
ღƪ(ˆ◡ˆ)ʃ♡ƪ(ˆ◡ˆ)ʃ♪
今年の引目祭、及びお的神事の写真をたくさん撮ってきましたので貼りたいと思います。
小部大歳神社の引目祭は、神主さん、住職さんが一緒に行事をおこなうという珍しいものでした。
中世の時代、神仏一体だったなごりだそうです。
お的神事は6人の射手が二人一組になり一人2本づづ矢を射ました。
それを計6回?ほど繰り返しました。計72本前後?の矢を射たと思います。
今年は最後に小学校の先生と幼稚園の園長が矢を射るなど特別な計らいもやっていました。
今年は小学生と幼稚園児の見学があり、たいへんに盛り上がったお的神事となりました。
時間にして1時間弱のお的神事でした。
■小部大歳神社 境内の掲示板より
♪村の鎮守の神様は♪小部鈴蘭台地域の氏神(愛称・大歳さん)として何百年の間地域の人々の安全と健康を見守り続けています。
祭神
大歳御祖神(須佐之男の命の子供)で五穀豊穣の神
応神天皇(仲哀天皇と神功皇后の皇子)
建立
平安時代中期(931年~1068年)
神仏混合
中世の時代は神社とお寺が一緒に管理・運営されていた。
その名残は、当神社の二月二十一日の引目祭では神主と住職が場を同じくして行事を行います。
祭礼
一月一日 初詣
二月二十一日 引目祭(お的)
七月二十七日 夏祭
十月十五日 例祭
十二月十六日 新嘗祭
社殿上段右側の石灯籠は、神戸市教育委員会より室町時代初期『応永七年(1400年)』の作で神戸市有形文化財に認定されています。
■小社神社 境内の掲示板より
平安時代 京・都の右大臣 将軍 橘遠保が天皇の命を受け瀬戸内海で朝廷に反逆して乱をおこした武将、藤原純友を鎮圧し、京都に凱旋の途中この小部の地で没したとされている。
祭神
右大臣 橘遠保
橘氏の祖に当る 敏達天皇
建立
貞永年間(1232年)
【小部の里】
当時は身分の高い人が都外で没した場合、百日の供養が終わるまでその地を動くことができなかった。
この為、一族の一部の人がこの小部の地に住みついたと思われ、橘氏家臣の子孫の系図が多くみられる。
この為、小部村は朝廷直轄の天領・荘園となり小部の里がうまれたとされている。(小部史参考)
当神社の怪
左側に立つ太神宮の石灯籠の石組み裏面に「義経」の名が刻まれている。
震災時に見つかる。
当小上神社と石灯籠は建立されていた小部宮ノ前より昭和四十年代、団地開発によりこの地に移設され、平成十八年修理・修復されています。
■小部大歳神社 地図
小部大歳神社は、神戸電鉄・鈴蘭台駅を降りて有馬線の線路沿いを北に15分ほど歩いていったところにあります。
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